やりたいことは、やってみよう。「日常」は、もっと自由になれるから。ツリーハウスを囲んで暮らすシェアハウス
    Homeコンクリートを打つ

« | »

コンクリートを打つ

2011年03月04日

3月4日(金)快晴

この日は、先週から引き続き住居棟の基礎を打つ、
つまりコンクリートを流し込む作業でした。
底面に続き、今日は側面にコンクリートを打ちます。

※コンクリートを型枠に流し込む作業を「打つ」または「打設」といいます。
「コンクリート打ちっ放し」などというときの「打つ」です。

ちなみに、こちらはすでに打ち終わった、共用棟の基礎です。

出来上がりは、↑こんな感じになります。

こうして見ると、まるで大きな箱を作っているみたいです。
この大きな箱が、床下で建物を支えてくれるわけです。

建物の基礎であると同時に、この激しい斜面の土留め
(どどめ:斜面や段差の崩壊を防ぐための構造物)としての役割も果たしています。
これまでのレポートでも紹介しましたが、ここ三ツ沢の土地は
オーナーの大関さんが相談した設計士さんや工務店さん皆に
「やめた方がいい」と言われてしまった、スゴイ斜面なのです。
理由は、工事がとても難しくなることや、費用が膨らんでしまうこと。

 

具体的には、どんなところが難しいのでしょうか?

 

今日お話を聞いたのは、
コンクリートの圧送を行う職人の小宮さんです。

石神:「この現場は、他の現場と比べてどうですか?」
小宮:「大変だね。規模はそんなにデカくないから、終わりが見えるのはいいけど」

 

この日、来ていたのは
生コン車(上の写真:セメントや水、砂利などを混ぜる。ミキサー車)と
ポンプ車(下の写真:生コンをポンプを使って輸送する)の2台。

それぞれ別の専門業者さんがいて、小宮さんはポンプ車を使い
型枠にコンクリートを流し込む技術のプロフェッショナルです。

車が近くまで来れないので、パイプを延長してコンクリを送ります。
パイプが長くなればなるほど、手間もお金も掛かります。
さらに斜面を這わせて下方から給送する途中で、
コンクリがパイプの中で分離して詰まってしまうことも。

畑の脇を通って…

斜面を上がり…

職人さんの頭上を越えて!

ようやく小宮さんの手元に届きました。

 

コンクリは、流し込んだらそれでOK、というわけではなく、
「バイブレーター」という機具で振動を与えなければいけません。
(写真中央:カシラが持っている、先の細長い機械)
これにより、砂利やセメント・水などをよく混ぜつつ
空気を追い出して、密度の高い滑らかなコンクリートが出来るわけです。

打ったコンクリが固まるまでに大体丸1日ほどかかるそうです。
午前中に打った場合、翌日午前には「スリッパなら乗ってもOK」くらい。
まだ固まらないうちに気温が下がりすぎるとコンクリートが凍って
シャーベット状になってしまうこともあるそう。
そうなれば勿論、打ち直しです。

今日はお天気がよいので、大丈夫。

そうこうしているうちに、生コン車の職人さんがやってきて
カシラや小宮さんとお話を始めました。

 

職人:「その木も伐るんですか?あのでっかいの」
カシラ:「伐らないよ。これは御神木だから」
職人:「あれ伐ったら、金かかりますよね。何トンあるんだろうな」
小宮:「運べないでしょ。ここで全部切り刻むしかない」

やはりこうした木は「伐る」ケースが一般的ということでしょう。
とはいえこれほどの巨木となると、処理だけで大変な労力と経費がかかります。
「ツリーハウス」は、無駄なコストの削減にもつながっているのかも。
職人さんが、私の方を向きました。

 

職人:「これ分譲?」
石神:「いえ、賃貸です」
職人:「……(笑)」

 

職人さんも笑うしかない、自由すぎる賃貸住宅。
それが「なんじゃもんじゃハウス」です。
春と夏を過ぎる頃には、皆さんにお目見えします。


 

トラックバック URL

コメント&トラックバック

コメントはありません。

Comment