やりたいことは、やってみよう。「日常」は、もっと自由になれるから。ツリーハウスを囲んで暮らすシェアハウス
    Home職人さんと、なんじゃもんじゃの木

« | »

職人さんと、なんじゃもんじゃの木

2011年03月26日

3月24日(木)薄曇り

今日は、なんじゃもんじゃハウスを建てる大工さんたちにお会いしてきました。
といっても現在は皆さん、大関商品研究所が新しく田町にオープンする
和食屋さん『まごわやさしい』の現場に入っており
なんじゃもんじゃハウスの作業を中断しています。

大工の馬場さんは、オーナー・大関さんと10年来一緒に仕事をしてきて、
1年ほど前から大関商品研究所の仲間になりました。
加えて社外の大工さん、また電気工事や配管の職人さんも含め
いつも大関商品研究所の物件を手がけるレギュラーメンバーがいるそうです。

なんじゃもんじゃハウスの図面を見せていただきました。

平らな土地に建てる場合は、図面通りの長さに木材をカットすればいいのですが
土地の傾斜があるため、基礎を打った上で現地で寸法をとりました。

これを見ながら工房で、「刻み」(手刻み)と呼ばれる木造大工さんの技術で
一本一本、木材を加工していくわけです。

「手刻み」とは、職人さんが手仕事で木材に切り込みの細工をほどこすことで
木と木をはめ合わせて組んでいく「木組み」と呼ばれる伝統工法の技術です。
接合にはボルト等の金物はほとんど使わず、素材となる木の性質や建物の構造を見る
大工さんの経験と腕がモノを言うそうです。

現代の多くの家は「プレカット」といって、工場でカットした木材が使われています。
工期や施工上の利便性はありますが、プレカットが普及するのにつれ、
日本の大工さんの貴重な技術が失われつつあるのも事実。

馬場さんは、石川県で生まれ育ちました。
工務店をやっていたお父さんの後を継ぐため、この仕事を始めたのが18歳のとき。
以来、半世紀に渡り木造大工として腕をふるってきました。

実際の、馬場さんの「刻み」のお仕事の様子は
日を改めてこちらで紹介しますので、お楽しみに。

この現場では馬場さん含む4人の職人さんが働いていますが、
このオールスターズが、なんじゃもんじゃハウスを建てる予定です。

大工の前野さん(左)と、内装施工が専門の鈴木さん(右)。

赤木さん。この現場では最年少の59歳(!)
昔、丸鋸で切り落としちゃったという親指を見せてくれました。ぎゃー
木屑だらけの指を握り締め、病院に行くも、たらい回し。
2日間、9時間の手術を経て今では動くようになったそうですが。
私が触っても、「感覚は全然ないのよ」と。

「職人の女房になるには、まず職人の手に恋をする」
という言葉を思い出しちゃいました。

職人さんのお仕事は、朝8時〜17時です。
そして、10時、12時の昼食、15時に休憩をとります。
オーナー・大関さん、昔は「なんでこんなに休むのかなあ」と思っていたそうです。
もともと大関さんは大工ではありませんが、はじめの頃は職人さんに頼らず、
工事・施工も自分でやっていたので、こうした慣習は不思議に感じていたそう。

でも実はこの「休憩」、とても合理的なんだそうです。
このタイミングで休憩をとることで体の疲れ方も全然違うし、
何より別々の作業をしている大工さん同士、情報交換が出来、
チームの結束も強くなります。

10時の休憩。みんなでお茶を飲んだり、一服したりしつつ
進み具合を共有し、課題について話し合っています。
写真右の女子は弱冠23歳の現場監督・いずみちゃん。
以前は大関さん自身が現場の指揮を執ってきましたが、
この現場では、若き大工でもあるいずみちゃんと
UNDER70の職人さんたちにお任せしています。
とはいえ、大関さんも頻繁に現場に足を運び、
細かなところまで情報共有、アドバイスや指示を出しています。

年齢や経験ももちろん大事だけど、ここでは、なにより
「やりたい!」と思うことに挑戦することが一番大事。
みんなで一緒に考えて、みんなで一緒に汗をかいて、
ものづくりをしている様子が伝わってきます。

「いずみちゃんに結婚申し込んだんだけれどもさ、断られちゃったのよ」
皆さん、笑顔のすてきなナイスガイ。

 

そして、三ツ沢へ。

カシラ、そして竹の根っこです。
再三書いていますが、なんじゃもんじゃハウスの土地は、一面竹林でした。
地盤はとても固く、家を建てるためには「最高」なのですが、
基礎を打つための掘削は、その分、たいへんでした。
地面にしっかり根を張っていた竹も、職人さん泣かせ。

今日は斜面を少し降りて、なんじゃもんじゃの木に迫ってみました。

何故かまた、
「職人の女房になるには、まず職人の手に恋をする」という言葉を思い出しました。
なんじゃもんじゃの木は、職人さんの手に、ちょっと似ているみたいです。

 

 

 

トラックバック URL

コメント&トラックバック

コメントはありません。

Comment