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大関さんの話(1)

2011年09月24日

これまで、「オールスターズ」と題して、
なんじゃもんじゃハウスをつくるメインキャストたちを紹介してきました。

そんな中、所長である大関さんについては
それほど詳しくご紹介してこなかったかもしれない、と思います。

大関商品研究所の、そんな謎めいたところもよいのですが、
やっぱり大関さんがどんなこと考えてる人なのか、
みんなもっと知りたいよね、と思いました(私は知りたい)。

というわけで、大関さんへのロングインタビューを敢行しました。
レンガを積んで暖炉を作っている大関さんは、次々投げかけられる質問に
時に考え込みながらも、丁寧に答えてくれました。

最初は、こんな質問から始まりました。
「大関さんは、周りの人たちをすごく大切にされていますよね。」

 

 

「この人が死んだらお葬式に行く」と思えるような人と一緒に働きたい。

死ぬときに大きくなくていいから葬式をやって、本当に大事な人たちが来てくれて、
本当に悲しんでくれる人がいたらいいのかなと。
会社で、一緒に働いた人だったり。そういうつもりで人と接してますね。

最近みんな「つながる」とか言うじゃないですか。
そういうの本当に興味がなくて。薄っぺらな関係を広げるって意味がないと思う。
濃くて深い関係を続けるってことの方がぼくは大事だと思うし、
「オレはこの人が死んだらお葬式に行くよ」とか、
そういうことを考えながら人と仕事をしようと、
一緒に仕事する人とも、そういう関係が作れればいいなと思ってますね。

飲食店事業で最初に社員を雇ったとき、若い男の子だったんだけど、
決断がすごい必要で。一生面倒を見る気で雇ったんですよね。
それを、ある常連のお客さんに話したら
「バカじゃないの、どうせすぐに辞めるんだから」って。
その人は、会社の経営者だったんですけど。
そのときは、全然その意味が分からなかった。
オレは本気でこの子の面倒を見るよと思っていたんだよね。

でも本当に、ある日突然来なくなって、電話も来なくなってしまって。
蒸発してしまった。
そのときに、あの人の言っていたことは本当だったんだなと分かった。

今は、あのときとは少し考えが変わったかもしれない。
でもやっぱり、一生お付き合いする気でやる。

 

 

チームで働くのは好きですか?

本当はひとりがいい。だけど嫌いじゃないですよ、みんな好きな人だから。
ここで仕事したいって言ってくれるから、作んなきゃいけないんですよ、仕事。

社員の人たちに「幸せになってもらいたい」というのは、いつもある。
ぼくは面倒見は悪いんだけど、みんな幸せにはなってほしい。

今度、社内結婚した夫婦が独立するんですよ。
起業したいって言っても、大体みんな準備ができてなくてお金がなかったりして。
だから会社(大関商品研究所)の方で投資をして、
会社にロイヤリティを払ってもらうようにして。
失敗してもらっちゃ困るんで、成功するって確信できる物件じゃないと。
今回たまたまそういう物件があるんで、僕がもう決めちゃって。
それを見た他の社員たちがそれを目標にしてくれて、
そういうケースが増えていけばいいと思う。

社員が独立するのは、寂しいけど、嬉しいですよね。

でも本当は向いていないんだ。チームワークとか。
団体スポーツもできないし。(高校の部活では)キャプテンだったけど向いてない。
個人スポーツの方が得意。のびのびできるから。
サッカーとか下手なんだよね。遠慮しちゃう。
「今パス送っていいかな」とか余計なこと考えちゃうから。

 

 

どんなスポーツが好きなんですか?

スポーツは何でも好きなんだけど、バランス系が得意。スキーとかスノボ。
団体戦、闘いというのは不得意。
闘争心はあるんだけど、呑まれちゃう。勝負事はあまり強くない。
事業は一発勝負じゃないからね。持久戦みたいな感じで。
飽きっぽくて、何かをずっと続けることは苦手なんだけど。
それを言っちゃうと何もできないから、続けてる。

 

ギターが趣味ということですが。

ギターは好きなんで飽きないんだけど、本当に時間がかかる。
僕が1000回くらい弾いた曲を、先生は初見で弾いてしまう。
先生はそれで食ってるんだからそういうこと言ったら失礼だなと思うけど。
楽器の演奏はすごく自分を謙虚にしてくれますね。僕が楽器下手だからだと思うけど。

(※余談ながら、なんじゃもんじゃサイトトップのツリーハウスの絵には、
ギターを弾く大関さんが描き込まれています。)

 

大関さんは落ち込むことはありますか?

あまりないですね。嫌なことや失敗してもあまり悩まない。
「しょうがないな」と思う。
前は「どうしてうまくいかないんだ」とか怒りの感情があったけど、
今はそういう感情自体が起こらない。あきらめる。

あ、でもラジオすごく嫌だった。一応聞いたけど、聞くの緊張した。
恥ずかしくて恥ずかしくて。何もかも恥ずかしいですよ、ほんと。人前で話すのも。
間違えたり、うまく喋れないとか、伝えたいこと言えないとか。

 

どうして恥ずかしいんですか?

最近すごくそういうこと意識するようになって。いい年こいてダメだなあと思う。
テレビで、高校球児が宣誓とかやって、すごく立派なこと言うじゃないですか。
野球しかやってない少年が。そういうの見て、なんてぼくはダメなんだと思って。

 

人から褒められるのは苦手ですか?

お世辞言われたり、持ち上げられるのはすごく苦手。お世辞って分かるでしょ。
そういうの好きな人が多いですよね。ぼくは自信がないから恥ずかしい。

 

これまで褒められて嬉しかったことはありますか?

あまり褒められたことないんですよ。経営者って褒められないから。上司いないし。

飲食店がオープンする前、ちゃんとお客さんが入るか不安で。
実際オープンしたらお客さんワーッと入って沢山儲かって。
そういうときでも、「嬉しい」と思ったことないな。

でも一度だけ「嬉しい」と思ったことがあった。
飲食店でランチに弁当やろうと思って。
そのとき社員が2人いたんですけど、反対されて。
味方がいなかったから、自分で料理して弁当ぜんぶ作って、自分で売ったんです。
それが最初に売れたとき、嬉しかったですね。
だんだん売れ出して、ファンが増えてきて。
自分の作ったものがほんとに売れて、「喜ばれている」という実感がすごくあった。

 

大関さんは、旅行に行けなくなるのがイヤで起業したということですが?

学生時代、外国に長期のスキー旅行に行ってすごく楽しくて。
社会人になって会社に入ったら長い休みも取れないし、
こういうことができなくなっちゃうのがイヤだなと思ったんですよね。
でも、みんな諦めちゃうんだよね。

 

起業に向いている人って、どんな人だと思いますか?

欲に対してストレートな人の方がいいですよね。
自己実現とかそういうことに対して。
いずみちゃんなんか向いてる。

自分の欲求とか夢とかそういうことに対して純粋であること。
本当にやりたいことに対して「どうせ無理でしょ」とか思わない。
それがどんな内容であっても。
頑固であること。人の意見を聞かないこと。人の意見を聞いちゃうとダメ。

ぼくはもともと人の意見を聞かない。ひねくれてるからね。

 

(2)につづく。

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